嗄(しわが)れた心音が聞こえた。一滴(ひとしずく)の愛を欲し、誰かを想って生きている。切なくて、哀しくて……そんな想いを抱きながら読みました

帯コメントを書いた人→吉岡里帆

世界初の小説が書かれた地に生まれた「第一回京都文学賞」受賞作。黒澤、芥川の『羅生門』に比肩する長篇!
疫病が猛威をふるい、死臭にむせかえる平安朝の洛中で一生消えぬ傷を負い、人と世を呪って、盗みと殺しに明け暮れる若者がいた。空也上人に救い出され、生き直そうとした矢先、過去の罪に出くわし、悶え苦しむ。NHKドラマ「雲霧仁左衛門」などの実力脚本家が満を持して小説に挑み、罪と罰と生を問う重厚本格小説が誕生した。

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